動画編集の外注は近年賑わいを見せていますが、相場もまた上昇傾向にあるといえます。
作品の希望によっても金額に差が生じますから、外注を検討するならしっかりと目安の把握が必要となります。
価格相場
動画配信サイト向けの動画編集だと、小規模な制作会社やフリーランスに依頼を行えば、1本あたり数千円から2万円前後で引き受けてもらえます。
編集に要する期間は1週間から2週間ほどで、注文した通りに仕上げてもらうくらいならこの程度の費用で済みます。
ただし、納期の短さや仕上がりのクオリティを求めると途端に相場は上がり、1本3万円や4万円が当たり前になってきます。
企画や構成も加えると5万円以上の相場ですから、動画編集と一口にいっても、注文1つでかなり大きく費用が変わることが分かります。
ちなみに企画・構成ありだと作業量が増えるので、納期は1~2週間から2~4週間と倍くらいになるでしょう。
余談ですが、運用のサポートやコンサルティングも含めると桁が変わり、数十万円どころか50万円ほど掛かるケースも珍しくないです。
ただ1本単位ではなく1ヶ月単位になるので、単純に金額だけで比較できないのも確かです。
最低ラインの相場で動画編集を外注すると、字幕の追加に効果音や画像の挿入などが任せられます。
動画配信サイト用の動画ならアノテーションの挿入も注文できますから、殆ど手間なくそのまま使えるクオリティに仕上がるでしょう。
タイトルの決定や企画、動画配信の運用までを任せるとなると、10万円未満で済むことはありませんから、このあたりが動画編集外注費用の目安となります。
価格はどのように決まる?
結局のところ費用の内訳の大半は人件費ですから、人員の数と稼働時間でほぼ決まります。
勿論、外注先によって単価や想定される時給換算の報酬は異なるので、例えば30分の動画編集がいくらと金額を算出するのは難しいです。
誰に依頼して任せるかでも違ってきますから、大手と中小や無名のフリーランスでは単価が違って当然です。
簡単な作業内容で、音声を文字に起こしたり字幕の作成や効果音をつける程度であれば、フリーランスに任せることで安く済ませられるでしょう。
1万円の予算があるなら引き受けてもらえる人が探せますし、2万円なら選択肢が増えるはずです。
とはいえ、フリーランスは能力や実績のばらつきが大きく、注文の多い発注には向かないのがネックです。
手堅く確実性を重視するなら中小以上の制作会社が有力ですから、必然的に選択肢は狭まり相場は上がりますし、必要な予算も増加します。
納品を急がずクオリティを求めるのであれば、3万円の予算で実績があって評判の良い中小の制作会社を探すのが正解です。
編集といっても内容は様々で作業の難易度も違いますから、高度な編集作業を要するとなると、短時間の動画でも高額な費用が発生します。
アニメーションやCGを制作して動画に挿入する場合は、数十万円の予算では到底足りないでしょう。
しかし、素材の用意が完了していて後は編集作業のみならば、1時間あたり1万円以内に収めることも不可能ではないです。